雨の日は頭が痛くなったり、気分が落ち込むなど体調の変化を感じることはありませんか?
最近、天気の変化によって体調を崩す方が増えています。「天気痛」と呼ばれ、その症状は様々です。
体調が整わないとやる気が出なくてどんどん悪循環に陥ってしまいます。
まずは自分の体に何が起こっているのかを知り、出来る範囲でケアを取り入れていきましょう。
天気痛の主な症状
・頭痛、めまい
・神経痛の悪化
・首や腰の痛み
・眠気
・耳の不調
・気分の落ち込み、不安症
など。
天気痛の原因
天気痛は、耳の奥にある内耳のセンサーが気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それにより自律神経のバランスが乱れてしまうことが原因だと考えられています。
自律神経には、緊張や興奮作用によって心体を活発化する交感神経と、休息や沈静作用によって心体をリラックスさせる副交感神経があります。
この交感神経と副交感神経によって、心臓の拍動や血圧、体温調整、ホルモンのバランスや免疫などを調整しているのですが、雨が降る前は気圧が徐々に下がり、気圧の変化で自律神経が乱れてしまい痛みやだるさの原因となってしまいます。
ケアの仕方
Point1 無理はしない
天気痛をケアする方法として、自律神経を整えることが大切です。
以下にケアの方法をまとめていますが、紹介されているケア方法を全部実践しようとすると上手くいきません。
そもそも、自律神経をケアしないといけない場合は、自律神経が正常に働いていないということでもあるので、無理をすると今の状態よりも悪くなってしまう場合があります。
自分の体を気遣い、無理をせずゆっくりとケアをしていくことを心がけ、決して完璧を求めないようにして下さいね。
Point2 食事
バランスの良い食事は自律神経を整えるだけでなく、健康の基本となります。
体が元気になってくるので他のケアもしてみようという気力も出てきやすいです。
逆に乱れた食生活をしていては、他のケアを実践しても効果はあまり期待できないので、継続は難しいかもしれませんね。
どうしてもバランスの良い食事を摂れないという方は、サプリメントやプロテインなどで補うのも良いです。
ただし、取り過ぎはバランスを崩す原因にもなるので注意して下さいね。
必ず、容量・用法を守って摂取するようにして下さい。
Point3 睡眠
1日の時間には限りがあるので、何かをする時間を作ろうと思えば睡眠時間を減らすのが最も簡単な方法です。
ですが、傷ついた細胞は寝ることによって回復しているので、疲れが溜まったままでは翌日に支障が出ます。
もちろん自律神経のバランスも乱れてしまい、脳の活動が悪くなるので仕事のパフォーマンスは低下。
肌荒れなどにもつながるので、美容にとっても大敵です。
さらに、睡眠不足が引き起こす病気は沢山あるので、食事ち同じように睡眠を削って健康的になるのは難しいです。
睡眠の質を良くしたり、寝つきを良くするようなケアの方法は色々とありますが、最も大切なのは睡眠の大切さを知り、適切な睡眠時間を確保することを心がけることです。
正しい睡眠によって脳の活動が良くなればお仕事がスムーズに終わることもありますし、病気のリスクが低下することで、健康的に過ごせる時間は増えます。
毎日早く寝る生活に急に変えるのは難しいと思うので、疲れが溜まっている日だけでも早く寝るようにしてみてはいかがでしょうか。
Point4 耳をマッサージ
耳のマッサージは内耳の状態を改善する効果があります。
耳を指で摘み、少し引っ張りながらゆっくりと回したり、両耳を手のひらでおおってゆっくりと回して下さい。
またホットタオルを作って耳を温めるのもおすすめです。
耳のマッサージを行なってもすぐに効果が出るわけではないので、毎日のケアとして取り入れて頂くと良いです。
できれば朝・昼・晩に一回ずつして頂くと良いのですが、始めのうちは日中の思い出した時でも良いので少しずつ取り入れてみて下さい。